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​柏井隆男は、

​茶人

since​ 2014

​茶人になる

もともと甘い物が好きで、和菓子も大好物です。カフェ巡りもします。ちなみに一番好きな食べものは「きなこ」です。家では、コーヒーを豆から挽いて飲んだり、ガスコンロでエスプレッソを抽出したりします。お茶も急須でいれるなど、ちょっとしたこだわりがあります。ただ、抹茶となると、普通のカフェにはないし、旅先で飲んだくらいの記憶しかありませんでした。

​鎌倉に旅行した時のことです。お寺の竹林の中で、抹茶をいただきました。

普段みることのない景色の中で、飲む抹茶。泡々した軽い口当たり、苦さの中にも、ほのかな甘み・・・。あー、これが普段飲めたら幸せなのに、そんな思いが心のどこかに引っかかっていました。

2014年のとある日、雑貨屋さんでコーヒの道具を見ていたときです、「抹茶入門セット」が目に止まりました。見た瞬間に、鎌倉で飲んだ抹茶の記憶がフラッシュバックしてきました。これはもう買うしかない!お茶の点て方など全くわからないまま購入。急いで家に帰り、箱をオープン!

​その時から私は、茶人になったのです。

​抹茶を学ぶ

早速入門セットの説明書どおりにお茶を点ててみました。​なかなか上手く点てられません。泡々にならず、どうしても青汁っぽくなってしまいます。

それでも時々、抹茶っぽくなりました。その違いがわからず、本屋へ向かい、作法なども書いてあるわかりやすい入門書を購入。

事前の準備や粉の量、お湯の量、お湯の温度などが大事なようです。

そして再び、トライ!​次第に上手く点てられる回数が増え、人にも出せるようになりました。最初はみんな美味しいというよりは、面白がってくれました。今では美味しいと言ってもらえます。

ちなみに抹茶には次のような効能があるそうです。

・脂の吸収を抑制

​・脂肪燃焼効果

・代謝アップ

・リラックス効果

・認知症予防

・美肌効果

・食物繊維が豊富で便秘解消

などなど。スーパーフードなんて呼ばれてるみたいですね。

​(ネット調べ)

​お茶の世界が広がる。

初めて入った立ち呑み屋さんでお酒を飲みながら女将さんと、最近「抹茶」を始めたこと、を話していました。すると着物を着た女性が入って来て、女将さんと話だしました。常連さんのようです。すると、女将さんが、「この人、お茶始めたんだって」と私のことを紹介してくれました。するとその女性は、「じゃあ着物買いなさい!」とぐいぐい着物をすすめてきます。

 

どうやら着物などを扱ったお店を経営しているようで、着物を着る人を増やす活動をしているとのことでした。名刺を渡され、明日来なさい!と言われ、酔った私は、ついつい「はいっ」と返事してしまいました。

翌日、お店に行ってみると「開運ビル」という不思議な名前のビルの中にお店がありました。怪しい・・と思いながら、恐るおそる入ってみると、昨日の女性がいました。第一声が「ほんとに来たの?普通は来ないけどね」と笑っていました。

何着か試着していると、丈がぴったりの着物がありました。「男性の着物でぴったりのサイズはなかなかないよ。買いだね」と言われました。店内にいたお客さんたちも集まってきて「似合うわー、買うしかないね」と・・・。これはみんなサクラで騙されているのでは?着物なんて買ったこともないし、値段もわからず怖くなり、その日はとりあえずキープして家に帰りました。笑

値段もそこまで高価ではなく、冷静に考えて、後日購入しました。その後夏物の着物も購入。時々着物で過ごしています。もちろん着物を着てお茶も点てます。

その着物のお店が、時々イベント開いていて、お椀づくりの職人さんとコラボした企画に招かれました。その職人さんは何十年もお茶を学んでいるそうです。

私は本格的にお茶を学ぼうかどうか、考えていたので、お茶の世界のことを質問してみました。すると意外な答えが返ってきました。「あ〜あんなのやるもんじゃないよ。型を大事にする代わりに、大事なことを忘れてる古臭い世界だ!」「お茶なんて、自由に入れて飲むのが一番。おもてなしの気持ちがあればそれで十分でしょ。」なんか妙に納得しました。

私も大学のテニス部で、伝統伝統と言われ、理不尽なことを言われてきました。でも本当に伝統なのか?本当に必要なことなのか?自分で考えることのほうが大事じゃないのか?そんなことをずっと考えてきたのです。

もちろんお茶の世界を極めるには修行して、型を学ぶことが必要だけど、普段の生活でお茶を嗜む程度ならやめておきなさい、という意味なのでしょう。それ以来、抹茶を点てて振る舞う時は、「作法はわかりませんが、味は保証します」と言うようにしています。手間と楽しんでほしいという気持ちは惜しまないようにしています。

慣れてしまえば、意外と簡単にお茶を点てることができます。体にも良さそうだし、普段の生活にアクセントをつけることができます。お茶を点てる時、ちょっと背筋が伸びる、そんな神聖な気持ちにもなります。良かったら皆さんもチャレンジしてみてください!

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